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【グノーシア】花園の天使と荒野の紳士「何故なら、この船の“ドクター”なのだから」LOOP10【プレイ日記】

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ゲームのネタバレを含みます。ご注意ください。

LOOP1の記事はこちら
【グノーシア】の記事一覧はこちら

1日目 夢か現か幻か

もう10回目にもなろうというループの始まりは、今までに経験したことのないものでした。
見渡す限りの花畑と、その中にいる天使のような少女。
まるで、──“天国”です。

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優しい夢の中にいるのか、美しい幻に魅せられているのか、あるいは、かつて見た現の記憶の片鱗なのか……。
真実がどうであれ、今はただ、その眩いばかりの情景を見守ることしかできません。

ここがどこで、彼女が誰なのか、なにも“知らない”のですから。

すると、憂う主人公の内なる声を聞き届けたかのように、彼女のことを語る声が聞こえてきます。
声の方を振り返ると、そこにいたのは、妙に雰囲気のある男性でした。
ニヒル、と言うのでしょうか。あらゆるものを達観・諦観しているような、そんな人物に見えます。
装いはそれとなくウェスタンですね。

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この男性の名前はジョナス、そして花を詰む少女の名前はククルシカと言うようです。
「ククルシカの声を聞いた者は、誰もいない」ということは、彼女は話すことができないのでしょうか。

主人公は至極冷静に「少女と、この男も……今回から加わるのだろう」と、早くも現実として受け入れています。
どうせVRとか立体映像とか、そういったものの類だろうと察してしまったようです。

夢のない主人公に対し、ジョナスは「姫君がお呼びのようだが?」と浪漫に満ちた表現で振り返るよう促しました。促されるまま振り返ると、少女……ククルシカは、花が咲くような笑みを向けてくれます。

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すごくかわいい。
こんな穏やかな日があっても、いいですよね。

……ところが。
次の瞬間には無粋な電子音が響き、見慣れた無機質な部屋に立っていました。

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ここは夕里子さんに主人公補正を奪われたあの展望ラウンジですね。
グノーシア対策会議のため、花畑のイメージ投影が強制終了させられたようです。

花冠を載せてもらえなかったのは残念ですが、仕方ありません。
ククルシカ、ジョナスとともに、メインコンソールに移動することにしました。

議論開始直前、しげみちは話せないククルシカを心配します。

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身振りで意思を伝えるので問題ない、みたいです。

本ループ、最初の議論が始まりました。

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あんまり目立ちたくないんですが、誰も名乗り出てくれない上、名乗り出ろとも言ってくれないので、仕方なく自分で名乗り出るよう促すと、まさかの3人名乗り出てきました。ラキオ、ステラ、シピです。
「おいおい、エンジニアって一人だけだろ? ウソつきだらけじゃん」とコメット。ホントですよ。

第一印象としては、真っ先に名乗り出てきたラキオがグノーシア、対抗して出てきたステラが本物、最後のシピがAC主義者ではないかなと、予想しています。

さすがに2人とも名乗り出るってことはないと思うので、エンジニアの他にもう1人グノーシアがいるはずですが、疑う相手が結構バラけているので、今のところは全然わかりませんね。
とりあえず、ラキオは初っ端から疑われているので、“やれそう”と判断し、ラキオに入れることにしました。

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案の定、ですね。

こうして1日目の議論は終了。
ラキオのコールドスリープを見届け、みんな部屋を出て行きますが、なぜかジョナスはその場を動きません。

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コールドスリープ室に“野暮用”があると言うジョナス。
すこぶる怪しいです。
とはいえ問い詰める勇気もないので、ジョナスを残し、大人しく退室しました。

2日目 ドクター

翌日。
グノーシアによって消滅させられたのはセツでした。
セツは前日の議論で、ステラを弁護し、ラキオを疑っていましたが、投票ではしげみちに入れていましたね。
うーん、これだけではなんとも……。

何も得られる情報のないまま、2日目の議論フェーズに入ります。

エンジニアの報告を聞き終えたところで、ジョナスが「第一の議題は私から提出させて貰うが、異存はあるまい?」と切り出します。特に異存はないないので、話を聞いてみると、ジョナスは昨日コールドスリープさせたラキオがグノーシアだったのかどうかが分かる、と言い出します。
どういうことかと思ったら、ジョナスは自分が『ドクター』であるとカミングアウトしました。

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『ドクター』は、前日にコールドスリープした者がグノーシアだったか否かを検査できる“役職”だそうです。
本家人狼で言うところの『霊媒師』ですね。

ジョナスの報告では、ラキオはグノーシアではなかったそうです。
ということは、ラキオは本物かAC主義者ですね。ステラかシピのどちらかがグノーシアです。

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SQとしげみちが唯一のドクターであるジョナスを疑い始めたので、かばいにいったのですが、なぜか逆にジョナスに疑われるという悲しい展開に。

たしかに、すでにセツがいなくなっているので、ジョナスが本物かどうかはわかりませんが、ドクターという役職はここで初登場ですよ? 対抗も出ていないし、当然ジョナスは本物でしょう。(メタ発言)

投票結果はこうなりました。

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SQがコールドスリープすることに。
主人公はなぜかしげみちに入れられています。

ジョナスをかばって、なぜジョナスとしげみちに疑われてしまうのか……。
なんだこの報われなさ……。

3日目 ラキオほどとは言わないけれど、もう少し論理的に考えてくれない?

3日目に突入しました。
無事、生き残れたようです。
前日の議論ではがっつり弁護と否定をしていたので、ちょっとそろそろ危ない感じはします。

今回の犠牲者は、エンジニアのステラでした。
ラキオは人間だったので、残ったエンジニアのシピはグノーシアで確定ですね。

そして3日目の議論。
ジョナスの報告によると、SQはグノーシアだったようです。
これで2人のグノーシアが確定しました。

……ところがこの議論、思ってもみない展開になりました。

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なんでだ!? 何考えてんだ、ジョナス!!
3人のエンジニアのうち1人がグノーシアにやられ、もう1人はお前が「人間だった」と報告したんだろう! 残る1人は確実にグノーシアだろうが! そして昨日凍ったSQもお前が「グノーシアだった」と報告したんだろう! グノーシアは2体だけなんだぞ! 残るグノーシアはシピだけでしょうが!
お前がシピを疑わないということは、すなわち自らグノーシアだと言っているようなものだぞ!

ジョナスが当たらない勘か感情に任せて行動しているせいで、しげみちとコメットに疑われて、しかもそんなおかしな行動を取るジョナスをかばう主人公も怪しまれてしまっています。

こっちだって、ジョナスがあんな形でカミングアウトしなければ確実に疑っていましたとも。
明らかにおかしいもの。全然論理的じゃなさそうなしげみちとコメットが気付くくらいにはおかしいもの。

でもジョナスは本物なんだ、ゲームの流れ的に。(メタ発言)
信じてくれぇ……。

絶望的な投票フェーズ。
結果は……。

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や、やった……!

ジョナス、ずっとシピをかばって主人公を疑っていたのに、最後の最後で気付いてくれたんですね。
もしかしたら最後の「かばう」が効いたのかもしれません。

結果はこんな感じでした。

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ククルシカ、守護天使だったんですね。
本当に最初から最後まで天使でした。

いやー、ギリギリの闘いでしたが、勝てて良かったです。
ラキオ・ステラ・セツと、論理的に判断してくれる人たちのありがたみがよぉーくわかった回でした。

さいごに

次のループは、また誰かの個室で始まるようです。
今度はセツと2人きり。

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物語が進む予感がします。